第二秘書は恋に盲目

「そう。それで、暇だったから須藤先生に会ってきた。相変わらず忙しそうだったよー」

「へぇ、外科医ってやっぱ大変なんだね」

もうすぐうちのホテル主催のパーティーがあるとかで、案内状にミスがないか目をとおしながらの返事…。

……。

「ん、あやめちゃん?どうかした?」

「どうかした、って…。
それだけ!?須藤先生の話題があがったのに、反応薄くない?
何その無関心さ」

「無関心?
だって、あやめちゃんはもう社長と仲直りしたから、須藤先生の養子になるなんて言い出さないでしょ?

あ!もしや!
養子じゃなくて恋人になりたとか?
それは駄目だからね。前にも言ったけど、ああいう人に引っ掛かったら大変な目に合うからね!」

それは笠原が今、大変な目に合ってるって解釈でいいのかしら…?
実際、金子先生が訪ねてきて、大変な目に合ってるっちゃ合ってるか。

って、私が恋人になりたいって、どうしてそう話が飛んじゃうのよ!そうじゃないでしょ!

私が須藤先生に落とされないように心配するなんて、どこまで鈍いんだか…。
あ、でもそれって…。