次に病室に入ってきたのは、槇島さんだった。
「災難だったな」
「はぁ、まぁ。
何ですか槇島さん。
今回の事件は誰にも言うなって口止めしに来たんですか?」
「あぁ。
今から言うのは社長からの言葉だ。
正直被害を受けたのが笠原でホッとしている。
1日目であっても秘書は秘書だ。
会社の為になる行動をとる責任感を持ってるだろう」
会社に傷をつけるような言動は慎めと、社長からの忠告か。
もう少し心配してくれてもいいんじゃないかと思うけど、秘書としての誇りをくすぐられるようで、その言い回しに悪い気はしない。
「大丈夫ですよ。
誰にも言いません。私が騒いで犯人の思惑通りになるのも嫌ですし」
「それともう1つ。
明日から3日待って戻ってこなかったら、あやめの家庭教師は別の人間を用意する、とのことだ」
「え?」
「戻ってこれなかったらクビってことだ」
「な…!」
なんてことだ!
こんな目に合ってるのに!
あの社長、鬼か!
「災難だったな」
「はぁ、まぁ。
何ですか槇島さん。
今回の事件は誰にも言うなって口止めしに来たんですか?」
「あぁ。
今から言うのは社長からの言葉だ。
正直被害を受けたのが笠原でホッとしている。
1日目であっても秘書は秘書だ。
会社の為になる行動をとる責任感を持ってるだろう」
会社に傷をつけるような言動は慎めと、社長からの忠告か。
もう少し心配してくれてもいいんじゃないかと思うけど、秘書としての誇りをくすぐられるようで、その言い回しに悪い気はしない。
「大丈夫ですよ。
誰にも言いません。私が騒いで犯人の思惑通りになるのも嫌ですし」
「それともう1つ。
明日から3日待って戻ってこなかったら、あやめの家庭教師は別の人間を用意する、とのことだ」
「え?」
「戻ってこれなかったらクビってことだ」
「な…!」
なんてことだ!
こんな目に合ってるのに!
あの社長、鬼か!



