第二秘書は恋に盲目

けど、自分をおとしめるために彼女が利用されそうになったんだから、怒鳴り込みに行くくらいしていいんじゃない?夏休みに見る昼間のドラマでは当たり前のようにやってるじゃん。

「怒鳴り込みに行かないんなら、何するの?」

「何もしない。
笠原さんは金子に応じなかったんだ。だからこの件はここで終了。
金子がまだ笠原さんに迷惑かけるようなら、それはその時に対処する」

「はぁ?そんなんじゃ遅いじゃん!
それに、笠原にも1回会っておいた方がいいんじゃないの?せめて電話とか」

焦れったい。焦れったすぎる。

「何を話すんだよ。

誰が意外と患者を思ってるだ。意外は余計だとでも言いに行くのか?

そんなの必要ない。こんなことでいちいち会ってたら、笠原さんも鬱陶しく思うだろう。
さ、あやめちゃんもそろそろ帰れ」

「えー!」

須藤先生ドライすぎるよ。笠原に会いたくないの?
笠原は会いたがってるに決まってるのに。

そう思うけど、下まで案内するからと付き添われ、私は帰るしかなかった。