第二秘書は恋に盲目

家族みたいに接することができるって、そりゃ家族なんだもん。

駄目。こんなこと考えてる時点でおかしいってば。

「頑なに否定するわね。
もしかして、その人結婚してる?それだったら不倫は勧められないけど…、応援はするわ」

「駄目ですよ。止めてください。って、不倫じゃないですけど」

「でも何か障害となるものがあるんでしょ?笠原ちゃんとその相手の間には。

私なら気にしないけどなー。駄目だったら駄目だったで、後で思い出話としてとっておけばいいだけのことだし。
老後、思い出すことのない人生の方が悲惨よ。

だから、一旦よく考えてみたら?」

「駄目ですよ、揺れませんからね、何を言われようと」

危ない。
自分を律してないと流される所だった。

「ほーんと頑固。意外と運命の相手は身近にいたりするものよ?

でも頑固な笠原ちゃんも好き!」

酔っぱらってるのか、とツッコミたくなるほどのテンション。
だけどこの絵美さんのアドバイスで、次に孝宏さんに会ったときに気まずい思いをするのは間違いない。