第二秘書は恋に盲目

「やってみたら意外と楽しいかもよ?
それに、昼休みになったら他にすることもないでしょ?
縄跳びすればいいのに」

「やっぱり馬鹿だ。
私、子ども扱いされるのが1番嫌いなの。小学生が暇だと思ってるの?
中学受験控えてるのよ。
遊ぶ時間なんてないんだから」

「…ご、ごめんなさい」

椅子に座って足を組むあやめちゃんにぽそりと謝罪する。

「別に謝んなくていいけど。

ってか、笠原って悩みなさそうで良いよね」

「えぇ!?」

悩みがなさそう!?
それを小学生に言われた。
10以上年下の子に!