隣の席の矢野くん。




私、いつの間にかこんなにも矢野くんの事を好きになっていたんだろう。


知らない間に、こんなにも大好きになってたんだ。



「雨宮さんの事が、好きだよ」


「っ」


どうか、聞き間違えじゃありませんようにと願った。


矢野くんが私の事好きになるなんて、考えもしなかったから。


嬉しすぎて、泣けてきた。


「っ、うぅ。や、のくんっ…」