(恋歌said )
「ん…」

目を覚ますと、私は知らない場所に倒れていた。

「あれ、ここは…?」

まわりを見渡すと、そこは一面の花畑で、後ろには大きな桜の木が立ってい

た。

「えっと…確かあの窓を開けたら変な光に包まれて…」

訳わかんないよ。どこなの?

「とりあえず歩いてみようかな。」

私はよくわからないまま前方に歩き出した。え、だって後ろ桜だし。


しばらく歩いて行くと、町みたいのが見えてきた。

「え、うそ…」

私はただただ呆然とするしかなかった。