私帰ってもいいかなあ。

「副長。」

そんなことを思っていると、もう一人の男が声をかけた。

「なんだ斎藤か。どうした?」

「はい。町で怪しい女を見つけたので、連れて来ました。」

怪しい女って…私のことだよね。…言い方な。

「女…?総司!!何で先に言わねえんだ!?」

「だって土方さんが入るなり説教始めるから言えなかったんですよ。」

うん、まあそれは確かに…。

「それはお前がっっ…!」

「副長!今はこちらが先かと存じますが。」

斎藤(?)さんは、そう言うと私を部屋の中に通した。