キーンコーンカーンコーン
お昼を知らせるチャイムがなる

「ご飯食べよ」

「いいよ」

鈴菜と一緒にお昼は食べる
窓際の席に座ったところ
なぜか、外が騒がしかった

「なんか、外に人が集まってない?」

「ほんとだ」

結構な人数がいて
知らない人たちだらけだ
大人の人たちがなぜ、私たちの学校に
来ているかわからなかった

「どうしたんだろ」

2人でベランダに出てみると

「ここに天才少女がいるって聞いたんですけど!」

「ちょっと、生徒の迷惑になるのでやめてください 」

「見るだけでいいんです!」

「そこどけ!」

大人の人たちが次々に叫んで
天才少女とやらに会わせろと
訴えている

(まずい、バレたか?)

そう思い席を外す

「ごめん、トイレ行ってくるね」

「松島凛って名前の子なんだよ!」

下で私の名前を叫んでいた