私は中学3年生
松島凛(まつしまりん)
普通の女子中学生だけど
私には秘密があった...

「ん~今日もテスト疲れた」

中間テストを終え達成感と開放感に
浸っていた

「今回はどうなの?」

親友の鈴木鈴菜(すずきれな)
成績優秀で可愛くて頼れる子

「今回もやっぱり、5教科で150点取れてればいいかなー」

大きく背伸びをして
体を休める

「いや、受験生としての自覚をもてよ」

「だって~難しいんだもーん」

「もーん、じゃないよ」

鈴菜は私のことを心配してくれるが
正直心配なことなんて一つもないと思っている

「テストも終わったことだし、家帰ったらうちにくる?」

「いく!」

私は体力がなくて頭も悪い
音痴で取り柄がない

それも全て偽りの自分