そして、夏祭りロケが終わり、普通のスタジオ撮影に戻った頃。

いまいち状況がわからないまま、あのロケを終えてしまった私。

もやもやしたまま放っておくのは、ちょっと……。


「…た、橘くん」


意を決して、橘くんのTシャツの裾をひいた。