「…でも、橘くんには好きな人、いるんでしょ?だったら、私、橘くんに恋はしたくないなぁ」 「あ、そうか……。そうだよね~」 そう言いながら、穂花ちゃんはテーブルに突っ伏した。 でも、橘くんが気になってるのは、事実。 嫌いじゃないって言われて嬉しかったし、 好きでもないけどって言われてショックだった。