「はい?聞こえませんー。私がグランプリは無理だって。実湖なら分かるけど」 「え?なんで私……」 那留くんへの抗議へなぜか私の名前が登場して、一瞬焦った。 「だって、毎年美雪さんじゃ、いくらなんでもマンネリ化してくるじゃーん」 「あー、それはあるかもな。だから今年は計らったりすんのかね、運営」 「わかんないけど、でも普通に減ると思うよ?美雪さんの票」 那留くんと穂花ちゃんの会話から、自分が外れたことにほっとしながらも、 隣に座った橘くんを見ると、まだカレーパンをかじっていた。