地味な私が芸能界へ…!?



「おお!まじか!?すげー似合ってる!つかモデルいけんじゃね?」

「おーいおい。誰?このこ」


島田那留くんの後ろから出てきたのは、お父さんと同じくらいの年の人。


「可愛いじゃん。なに、佐久田穂花プロデュース?」

「はい!すっごい仕上がりいいでしょ?」

「うんうん。モデル、いけるね」


なぜかひとりでに頷いたその人は、私の肩をがっちり掴むと、にっと笑った。