「よし、スタジオ行こう?絶対スカウト決定だなぁ」 いつの間にか、ご本人様もセットを終えていて、半ば無理矢理、スタジオへと引っ張られた。 眩しいフラッシュと、スタッフさんの声。 「あれ?穂花。それ、鈴原ちゃん?」 島田那留くんが、真っ先に声をかけてくる。 撮影を終えたあとなのか、これからなのか、綺麗にセットされていた。 「そう!可愛いでしょ?」