「デザイナー………」


遠い夢のようで、進む大学さえ間違えなければ、つかめる夢だった。


「ん?」

「私、デザイナーになる」


穂花ちゃんに宣言した夢は、遠くも近い、そして、自分をわくわくさせてくれるものだった。