キミを失うということ




鮮やかに色付いた景色が
モノクロの世界に変わる


近くの踏切の音が
カンカンと遠くに聴こえる



何もかもがどうでもいい
ぼくの未来もぼくの現在も




そうやって自暴自棄になって

残るものは意外と多く



ぼくが思うより ずっと
味方はたくさんいるものだ




どうしようもない哀しみも不安も
苦虫を噛みつぶすような思いを
炭酸で中和する


シュワシュワと泡になって
消えてしまえば明日が来る






キミが生きているのなら
ぼくも生きてみよう



キミとの短い思い出だけで
ぼくはこの先の長い年月を
生きていけると そう 思えるんだ