『んーと、お母さん達からは、ある条件をのんでもらう、としか聞いてないですね。』




『そっか。じゃあ改めて説明するね。』










駿さんから説明を受けた内容は、

・これから学校を卒業するまでここで暮らすこと。

・3人と仲良くすること。

・恋愛は禁止。




『あのー…、それはわかったんですけど…、私と駿さんたちの関係って…』





『あー、言ってなかったね。潤葉ちゃんのお母さんとうちの母親が仲良しでね。勝手に話が進んじゃって。僕たちも一昨日くらいに聞いたんだ。』





『…はぁ。』






『あの部屋は美南のためにとっといたんじゃねーのかよ。』





『だから、美南は県外には出ないって話になったでしょ。』






『あ、美南って言うのは俺らの妹で今中学生なんだけど、4人で住もうって言ってて美南が来なくなったから、伊織むくれてんのー。』





『あ、そう、なんだ、』







『…あそこはあんたの部屋じゃねーから。』






なんで、赤の他人のこの人に、私はここまで罵倒されなきゃいけないわけ…!?






『…さっきから黙って聞いてたらさ、』






ついに、怒りが爆発した。