「「「「「いただきます」」」」」
五人は､恐る恐る､餅を口にした｡
「お､おいしい」
四人は､美味しそうに餅を頬張った｡
一人を除いて､､､
「おい､大丈夫か？」
景の､あせる声に恋夏たちは､振り返った｡
そこには､手に餅を持ち､倒れている京がいた｡
「この餅の中身､なに?」
塁は､京の手に平にあった餅を､拾い上げた｡
「あ､それ､俺が作った､キウイ餅」
それを聞いた恋夏は､青ざめた｡
それは､家のどこかで行方不明になっていた､
キュウリだった｡
「お～ま～え～」
ふらりふらりと､起き上がった､京｡
そこからは､いつものかわいい京ではなく､
闇に支配された､京がいた｡
「ゆ､ゆるしてくれ～！」
さすが､Fクラス｡
「ああなったら､京は､止まらないからな」
景は､余裕顔で言った｡
これども恋夏は､震えていた｡
一瞬､心を許したが､やはり怖かった｡
そんな恋夏に､気がついたのか､景は鼻で､
フンっと笑い､恋夏の目線になるようにしゃがんだ｡
「大丈夫だ､お前の事は､
俺が命に変えても､守ってやる」
そんな景はの笑顔に､少し､
ほっとした恋夏｡