結果、京が提案した、フルーツもちに決まった。
なぜか、京以外に、まともな案を出した人が、いなかったからだ。
「さぁ、作ろうか」
塁の掛け声と同時に、
調理を始めた。
亭と京は、餅を作り、塁、景、恋夏の三人は、
フルーツを切った。
いちご、ぶどう、バナナ、、、
「えっと、手のひらに餅をおいて、
真ん中にフルーツをのせて、
包むようにしながら、空いている部分をふさぎます」
四人は、恋夏の指示道理に、餅を包んだ。
完成したのは、全部で十個。
「で来た~!」
たしかに、みためは綺麗だった。
亭は、恋夏に抱き付いた。
「恋夏の部屋で、食べたいな~
ね、いいでしょ?」
京は、ウルウルおめめで、
恋夏を見てきた。
「い、いいよ、、」
「やった!」
恋夏は、一つ一つの行動が、なぜか、
弟のように思える京を見て、つい、
笑ってしまった。
恋夏は、おぼんにお茶と、みんなで作った餅をおいて、自分の部屋に向かった。