あれから三日。
真夏の暑いなか、
恋夏だけが、冷たかった。
「恋夏、大丈夫?」
心配した水戸は、
恋夏の様子を見に来た。
「み、水戸~」
恋夏は、水戸に飛び付いた。
だんだんと日が沈み、
長かった一日が、
終わりを迎えようとしていた。
「いいんじゃないの、好きでいても?」
恋夏は、水戸に昨日在ったことを、
全て話した。
「でも、、、
好きでいたいけど、
好きでいちゃ、ダメって言うか、、」
恋夏は、ベッドの上で、ウジウジしていると、
その光景に、腹が立った水戸が、
怒り出した。
「あーも~、あの時の恋夏は、
どこに行ったのよ!
そんな、ウジウジ考えていないで、
とっとと、行動しなさい。
迷惑かけるとか、そうゆうまえに、
行動しなさい。
この世界は、当たって砕けろだ!」
「水戸、、、」
恋夏は、あの時水戸に、言った言葉を思い出した。
『失っちゃったら怖いけど、
声に出さない方が、苦しいと思う』
あの時言った言葉が、
今の自分に、ピッタリだった。
「恋夏のために、私もがんば、、?」
水戸は、背中に、暖かいものを感じた。
それは、恋夏が抱きついてきてからだ。
「ありがとう、水戸」
いつか、恩返しがしたい。
恋夏は、そう思った。