恋のエンジェルは、恋しない⁉

「気持ち~」
バスから降りた恋夏は、大きく、背伸びした。
ついたのは、海。
ところどころに雲がある、青空のしたに、
どこまでも続く、青い海。
まさに、夏って感じの、ところだった。
「恋夏、行くぞ」
景に呼ばれて、我に返った恋夏は、
自分の荷物を持ち、合宿場へと向かった。
合宿場は、各クラス、別のところに泊まる。
一つの部屋に、約、五人が止まれる。
本当ならば、男女別に泊まるけれど、
恋夏のクラスには女子がいなく、
恋夏は、景たちと一緒に泊まることになった。
「広~い」
部屋は、あと、二、三人入れるぐらいの広さだった。
「恋夏、泳ぎに行こ!」
京は、恋夏の手を取った。
「そうだな、準備したら、泳ぎにいくか。
な、恋夏」
亭は、恋夏を見た。
が、恋夏は、首を振った。
「わ、私、泳いだことない」
そのときだった、京の目が、光ったのは、、
「大丈夫だよ、恋夏。
全然、簡単に泳げるから。
ね、泳ごう?」
京の声は、逆らったら、殺されそうな勢いだったので、
恋夏はつい、うなずいてしまった。