『これで、もちつき大会を終わります。
みなさん、お疲れさまでした!』
アナウンスが入り、にぎわっていて校庭も、静まり返った。
「恋夏ちゃん、こっち」
恋夏は、塁に呼ばれて、塁のあとをついていった。
ついたのは、屋上。
そこには、飲み物と、あまった餅を持っている、
景たつがいた。
「お、恋夏。
おつかれ」
四人は、あんな大変だったのに、まだ、元気だった。
真っ赤な夕日が、恋夏たちをてらした。

ぽとり

涙が、こぼれた。
「だいじょうぶ、恋夏ちゃん?」
塁が、恋夏が泣いているのにきずいた。
塁の声に、景、京、亭の三人は、振り向いた。
「おい、俺ら、なんかしたか?」
「恋夏ちゃん、泣かないで。ね?」
京も、泣きそうになった。
「ごめんね、なんか、うれしくて、、」
恋夏の言葉に、みんなは、首をかしげた。
「私、呪いのせいで、男の人とは、
一切関わりがなくて、友達も、水戸だけで、、、
だから、私、あなたたちの事が、怖かった。
だけど、始めて知った。
あなたたちは、すっごく優しくて、友達思い出ってこと。
本当に、ありがとう」
恋夏は、始めて、心からの笑顔を見せた。