いつのまにか眠ったミキナを背負ったショウは、デイトを探し続けた。
ルイスはそれに、ずっと付き合っていた。
沈んだ日が昇りはじめた時、ショウがため息をついて座り込んだ。
「ショウ!」
慌てて駆け寄ると、ミキナを受けとる。
「ありがとな、ルイス。こんな時間まで付き合わせて悪かった。」
ショウは悲しそうに微笑んで礼を言った。
「こんなに探したのに見つからない…」
ルイスが返事をしようとしたら、ショウが呟いた。
「…諦めんの?」
「…とりあえず、休むさ。それからはミキナと話し合う…。」
「そっか」
「ルイス、しばらく一緒にいてくれねぇか?お前がいると心強い。」
ショウの言葉にルイスは一瞬躊躇いを見せた。
ショウはそれをジッと見つめる。
「…いい…けど…。俺…」
「本当か!?ありがとなルイス!」
何か言いかけたルイスはショウの笑顔を見て口を閉じた。
「…うん」
ミキナを代わりに背負ったルイスと疲れはてたショウは、とりあえず少し村から離れたところにテントを張ってそこで眠った。
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