月の国


おばさんと別れて長の家に戻ると、もうほとんどみんなが集まっていた。

さすがに15人くらいが集まると少し狭い。


「ルイス遅いぞ!」

ショウが笑いながら怒る。

「ごめんごめん」

時計は9時5分前を指している。

ギリギリだったけど、一応セーフだ。


「何してたの?」

ミナがルイスの隣に移動して、みんなと同じように絨毯の上に座った。

「ちょっとね」

そう言ってウインクしてみせたルイスも座る。

ミナは若干赤くなった。



「ごめんお待たせ~!」

「おっ、主役の登場だ!」


ミキナの声がして、男子の誰かが叫んだ。


ミキナが部屋に入る。

昨日とは違う、可愛いワンピースを着ていた。

デイトに貰ったネックレスも着けている。

茶髪がふわふわカールになっていた。


「おぉ!ミキナ可愛い!」

ミキナに猛アピールをしているらしい男子の一人が褒めあげると、ミキナは「ありがと♪」と言ってくるりと回った。

ルイスとは反対側のミナの隣に座る。


「じゃあ、誕生日会はじまりだな!」


ショウがニッと笑ってそう言った。



.