「誰、あの子?ミキナの友達?」
ルイスが首を傾げて聞いた。
「あの子はミナ。ミキナの親友だよ。」
ショウが答えた。
「あの二人、可愛いよなぁ~」
村の男子の一人が呟く。
「へぇ、人気なんだ」
「兄ちゃんは心配でたまらないよ。悪い虫がミキナにつく。」
ショウの言葉にみんな笑った。
二人が寄ってきた。
「お兄ちゃん、何してるの?」
ミキナが兄を見上げて聞いた。
「ルイスを案内してるんだ。こいつ、もうみんなと仲良くなってな。」
ショウが言うと、村の男子達はルイスに無理やり肩を組ませて「仲良し~」とふざけて大笑いした。
「ルイスさ、村の女の子にも人気だよ」
ミキナとミナにこそっと耳打ちするショウ。
「ショウ?何してんの?」
何も知らないルイスがきょとんとして三人を眺めた。
ミナと目が合う。
ルイスはにこっと笑って「よろしくな」と声をかけた。
「よろしくっ、あたし、ミナって言うの!」
ミナはいつもより少し高くなった声でルイスとの初会話という目標を達成した。
「何歳?俺より年上?」
大人っぽく見えるミナをルイスが眺めた。
「14歳よ。ルイスは15歳なんでしょう?」
ミナは同年代では比較的豊かな胸を少し強調した。
「年下!?まじ?18歳とかだと思ったよ」
そんなものには目もくれず、ルイスは普通に驚いた。
「ミキナとミナ、6時には戻れよ」
ショウはそう言うとルイスを引っ張って男子達と共に去って行った。
「…やっぱり、やばい。好き!」
ミナが叫んだ。
声が辺りに響き渡った…。
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