月の国



「もう、からかわないでよっ」

「あは、ごめんごめん!」

そう言ったミナがいきなり「ん?」と立ち止まった。


「何?どうしたの、ミナ?」

「金髪の男の子って、あれ?」

ミナの言葉にバッと前を見た。


ルイスとショウが、村の男子達と笑いながら歩いていた。


「うん。」

もう村の子達と打ち解けてる。

ミキナは少し感心した。


「…やばい、タイプ!かっこい~!!可愛い~!!」

急にきゃあきゃあ騒ぎだしたミナに、ミキナはビックリした。

「嘘っ、ミナ一目惚れしたの?!」

「うん、かっこい~」

目がハートのミナは胸の前で指を絡ませて完璧に乙女。

「でもルイスって家出したんだよ。」

「ルイスって言うのね!家出…15歳で家出なんて、勇気ある~」

「家を捨てたんだよ?あたしには信じられないけど」

ミキナは少しふてくされて言った。

「まぁ色々あるんでしょ」

ミナは軽く流した。



「あ、ミキナ!ミナ!」

二人に気付いた一人だけ背の高いショウが手を振る。

男子の塊が一斉に二人の方を向いた。



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