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「いやいやいやいや…、ほんっとすいませんでした。」
ショウが見た豪華なテントの中。
そこで彼は目の前の集団に頭を下げていた。
さっきこの軍隊らしき人の一人に怒鳴られ、ツッコんだショウは見事に逆ギレされたのだ。
何とか話し合いで相手を宥め、去ろうとしたショウをここに招き入れたのは小さな少年。
まだ12歳かそこらのその少年は、ロデアと名乗った。
「いえいえ、こちらこそ。ついカッとなってしまって…」
「ほんとだよ。君は怒りすぎ、チェルス」
どうやらショウに逆ギレした男はチェルスと言うらしい。
この軍隊を纏める役だと、ショウは教えてもらった。


