「おはよう、ルイス。どうしたの?嫌な夢見たの?」
ミキナは心配そうにルイスの顔を覗き込んだ。
心配されたルイスはきょとんとして首を傾げる。
「嫌な夢…?ううん。何で?」
「…だって、泣いてたんでしょ。」
ミキナはそう言うと、ルイスの頬を指差した。
ルイスはそこに触れてはじめて気付いたのか、慌てて拭う。
「何でもないよ」
「そう…?」
「うん。お腹すいたな…。」
「あ、ご飯頼んできたよ。もう行く?」
キラーン!
ミキナはルイスの目が効果音付きで輝いた気がした。
「行く!」
「じゃあ行こっか♪ご飯オムライスだって!」
「オムライス!?」
ルイスは慌てて準備をはじめた。
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