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ミキナはミナと村を歩いていた。
名前が似てることで仲良くなった、今では一番の親友。
さっきおばさんにもらったばかりの飴をおいしそうに二人で舐める。
「ねぇ、さっきまで何してたの?」
少し待ち合わせに遅れたミキナにミナが聞く。
長い背中につく黒髪をおだんごにしたミナは、同い年なのにミキナよりもずっと大人っぽく見える。
「お客さんが来てたの。」
さっきのことを思いだし、少しムッとして答えた。
「へぇ。どんな人?」
「金髪の貴族の男の子。15歳だから、あたし達より一歳年上だよ。」
「ミキナは正確には二歳だね」
「明日で14歳だもん!細かいことはい~のっ」
むくれたミキナにミナが飴を一つわけてやると、ミキナは嬉しそうに頬を緩めた。
「ミキナって可愛いね~」
急に親友が言った言葉にミキナは真っ赤になる。
彼女は感情豊かなようだ。
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