*CLOVER*



「はぁ~蒸しあっつーーーい!!!」

そういって、汗をぬぐう咲坂・・

・・・って・・扇風機、お前にしかあたってねーだろ!!!

一人で占領しやがって・・・・どこまで自己中なんだ!?

「姫乃さーん・・・私達のほうが暑いんですけど~・・」


前川サンがうちわをパタパタしながら咲坂に言う・・

「俺も~限界っっ!!」


そう言うと・・・
咲坂は、ちょっとイラだって、

「なによ~!!大体、夷夜ッチはぁ、そんな髪型だから暑いのよ~!!
 ひっかーはぁ、・・・ホラー映画見てんだからっ涼しいはずよ!!」

「・・」

二人とも言葉をなくす・・

・・・涼しいはずって・・・ならお前もだろっ!!怒

イライラしながら、風一つない外を眺める・・

・・・・・溶ける・・・