男女とも紙が全員に回った。
 先生があみだの線をたどって一人ひとり席が決まっていく。
 ふぅー。
 なぜか溜息かでちゃった。
 『はい、ここの席はー…』どんどん名前が呼ばれていく。
 自分はまだかまだかとそわそわしていた。
 『菅原ー、ここね 成瀬祐の隣な』
 やっと呼ばれた。隣は…成瀬祐。
 あー。持ててる人だ。