どれだけの時間(あいだ)私はその場に立ち尽くして居ただろう…



斜面に立つ足が痛くなった頃…


「こっちの方が、綺麗に見えるし、楽だよ〜お嬢さん!」



急に、声を掛けられた…



彼の声により、突然静寂は破られた


「うん、私もこのてっぺんの場所好き!」



私は、素直にそう応えた。



そして私は、ゆっくりと恐る恐る、その人と少し距離を持って座った。