僕らの恋がはじまるまで

―ピピピピッ



けたたましいスマホのアラームの音で目が覚めた。



カーテンの横から差し込む太陽の光と部屋の明るさで朝が来たんだと分かった。



でも今日はもう少し寝ていたい。



アラームが鳴らなければあの先がみれたかもしれないのに。



現実なのか夢なのか一瞬どっちなのか分からなかったけど……。



「やっぱり夢だった……」



現実だったらよかったのにと願うけど、それは夢だからみれたのかもしれないとも思う。



だってあんな幸せな夢みれるなんて……。



現実は真波くんがわたしのこと好きだと思う感じなんて全然しないしね。



ていうか、わたしこんな夢見ちゃうなんてどれだけ真波くんのことが好きなんだろ。



少しずつ頭が覚醒してきた時、今度は逆に恥ずかしくなってきてしまった。