僕らの恋がはじまるまで

「本当に鈍感、俺はいつまでも待たないからね。



昨日もう話しかけないでって言われて頭真っ白になったしさ。



最初から愛未のこと狙ってたに決まってんじゃん」



「ちょっと待って!わたし……その」



あれ?この光景……どっかで。



あ!おととい見た夢で真波くんが言ってた言葉だ。



そして、この後……。



「もうさ、その鈍感のおかげで俺は何度もやられたんだから。



分かったよ。最後に鈍感なきみでも分かるように言ってあげる。



愛未が大好きだよ。



ずっと俺のそばにいて」



照れくさそうに真波くんはそう言うと、ぐいっとわたしの腕を掴んでぎゅっと抱きしめた。