「何でも……ううん、大したことじゃないから。
でも気持ちの整理がついたら聞いてくれる?」
何でもないよって答えようとしたけど、顔はこんな泣いた跡があるのにおかしいから言い換えた。
すると二人は心配そうな表情を浮かべながらも
「いつでも言いたくなったら言って」
「愛未ちゃんが言いたくなるの待ってるから」
と優しくそう言ってくれた。
『ありがとう』とわたしはそう答えると、5時間目の始まるチャイムが鳴って急いでわたしたちは自分の席についたんだ。
それから6時間目まで授業を受けたけど、ノートを取っても全然先生の言葉が頭に入ってこなくて集中できなかった。

