男子も女子も騒がしい。


雲ひとつない晴れやかな朝、女子はグループになってきゃいきゃい騒いで、男子は馬鹿な話にゲラゲラ笑う。

朝から騒々しく、尚且つ鬱陶しい。視界に入るたびにため息をつきたくなる。



私、橘 晴の通う中学校までのいつもの道のりを一定のリズムで歩を進める。



いつもの騒々しい朝が今日も幕を開けた。