夢見のさだめ

アイリス様は口元に手を当て、可愛い笑い声を漏らした。



「ドミニクお兄様ともお友達なのね」

「お友達というか、遊ばれてる感じですけどね」

「ドミニクお兄様も過保護なのよ? 私が抜け出してしまわない様に、執務の合間にちょくちょく顔を出して下さるし、本を持ってきて下さったり……お兄様たちに愛されて私は幸せ者だわ」



意外だった。


腹違いと言えど、確かにドミニク王子にとってもアイリス様は妹だ。


だけど同じ腹違いの兄弟であるランスロット王子とは、仲良しとはいかないような関係みたいだから、実際のところアイリス様の事をこれ程可愛がっているとは思いもよらなかった。


_コンコンコン。


ノックの音が響き、ドキッとした。



「はぁい」

「入ってもいいかな?」



返ってきた声にドキッとした。


ドミニク王子!?