夢見のさだめ

思わず声が裏返ると、ランスロット王子の笑い声が聞こえてきた。


恥ずかしい。


「失礼致します」と部屋の中に入ると、すぐさまベッドに腰かけている可愛らしい女の子と目が合った。


真っ白な肌に緩くウェーブのかかった亜麻色の髪の毛。


まるでお人形さんみたい。



「友人のエヴァだよ」

「初めまして! エヴァ・スミスです。 宜しければエヴァとお呼び下さい」

「ふふっ、初めまして。 アイリスです。 エヴァさんのお話はいつもランスロットお兄様から伺ってるわ」

「そうなんですか?」

「エヴァさんにプレゼントして頂いたと、お花を見せて頂いたの。 ランスロットお兄様ったら余程嬉しかったみたいでそのお花を__」

「アイリス!」

「ふふっ、ごめんなさい。 お会いできたのが嬉しくて、つい口が動いてしまうわ」



笑った顔も愛らしい。


それにアイリス様は確か10歳な筈なのに、この落ち着きように驚きだ。


私ってどれだけ落ち着きがないんだろうと、反省した。