夢見のさだめ

ドミニク王子たちとはお別れして、私はまたランスロット王子と並んでお城の中を歩いている。


国王陛下の話しをしてから、ランスロット王子の顔が優れない。


私にとっては国王陛下だけど、ランスロット王子にとってはパパだもんね。


私の心配なんて比じゃないくらい心配だよね。



「早く良くなるといいね」



そう声を掛けると、ランスロット王子は困った様な笑みを漏らした。



「違うんだ……」

「違うって……何が?」

「エヴァが教えてくれた人物に心当たりがあるから……その人じゃないといいなって……」



口ぶりからして、ランスロット王子にとって大切な人なのかもしれない。


国王陛下とも親し気な感じだったし、王子たちもよく知る人物なのかもしれない。



「その人の事も大事なんだね」

「……僕だけじゃないよ。 ドミニクたちも同じ気持ちだと思う」

「そっか……」