夢見のさだめ

パパが真剣な声で私の名を呼ぶ時の話しは決まってる。


特にこういうお天気の時にパパの真剣な声を聞くことが多い。



「何?」

「今でも見る夢は天気の事だけなんだね?」



ローソクの炎が揺れ、パパとママの不安そうな顔が照らされた。



「うん、そうだよ」

「そうか、それならいいんだ。 違う夢を見た時はちゃんと言うんだよ?」

「分かってるよ。 本当に心配性なんだからー」



わざとおどけたように言うと、ママは見慣れた優しい笑顔を見せた。


“パパ、ママ、ごめんなさい”……笑いながら心の中でそう呟いた。


見る夢はお天気の事だけじゃない。


この天候で橋に雷が落ち橋を渡ろうとしていた人たちが死んでしまう。


木々が燃え、近くの村に火が移り、死傷者が出てしまう。