夢見のさだめ

家に帰り着くと次第に天気は崩れていき、晩は大荒れになった。


風は吹き荒れ、止まない雷の音。


時折りこれでもかというくらい大きな音を鳴らす雷。


この雷は橋に直撃する。



「エヴァのお蔭で事前に準備が出来て良かったよ」

「本当ね。 突然停電になっていたら慌てちゃってたわ」

「あははっ、ママはおっちょこちょいだもんね」

「これでもしっかりしたのよ? それに私には頼りになるパパとしっかり娘のエヴァがいるんだもの、心配いらないわ」



考古学者のパパは、普段はお城の研究所で働いている。


仕事の話しを聞いても私にはよく分からないけど、兎に角歴史を解明したり、新しい発見を探したりとしているらしい。


仕事の関係でママとは出会ったと聞いた。



「エヴァ」



風でカタカタと音を立てる窓から外を見ていたら、パパが真剣な声で私の名前を呼んだ。