夢見のさだめ

捜索隊の人たちがちらほら見えてきた。


みんなランスロット王子の姿を見るなり、慌てた様子で敬礼した。


この人が王子様だという事は知っているのに、二人でいる時はつい忘れてしまっているだけなんだと感じた。



「ドミニクはどこ?」

「その道を入られた川の辺りにいらっしゃるかと思います!」

「分かった、ありがとう」



脇道に進んでいくと、どんどん捜索隊の人たちが増えていった。


みんな事故だと思ってるから、馬車を見つけた辺りを探してるんだ。


夢が現実に近付くにつれて、恐怖心が大きくなっていく。



「エヴァ、力を抜いて」

「…………」

「大丈夫。 僕が居るよ」



ランスロット王子の方が不安なんだから、これ以上心配かけちゃダメ。



「ありがとう」