夢見のさだめ

今眠りにつけば、きっと夢の続き……もしくはさっきの夢に関連した夢を見られるだろう。


何があったのか知りたい。


そう思うのに怖いとも思ってる。


でも夢をちゃんと見たいと思ったのは今回が初めて。


深呼吸をしてもう一度ベッドの中に入りなおした。


目を閉じるとつい瞼に力が入る。


少し時間はかかったけど、私は夢に入り込むことが出来た。


次の夢はお城の中じゃなかった。


薄暗い……夜明け前?


王家の紋章が入っている馬車が見える。


その馬車が賊に襲われ、人が殺され、少女の泣き叫ぶ声……。


その日二度目の夢を見終わり目を覚ますと、耳元で目覚ましの機械音が鳴り響いていた。


あの女の子……アイリス様って呼ばれてた……。


王家の紋章入りの馬車に乗ってて、アイリス様って呼ばれてたって事はきっと王室の女の子だ……。


それならお城の中が慌ただしかったのも説明がつく。