夢見のさだめ

中々笑いの止まらないジェーコブさんを見ながら、ロッドさんはこめかみを押さえてため息を漏らした。



「まぁ、エヴァには十分役に立ってもらったし、そろそろ開放してやろう。 特に兄さんに関してね」

「僕……?」



え!?


まさか言っちゃうの!?


内心ドキドキしながらドミニク王子の方を見た。


すると、ドミニク王子がニッと笑った。



「王位第一継承権を持っているというのに、兄さんはフラフラしていただろう? どうにか真剣になってもらいたかった。 それでエヴァを利用させてもらった。 思惑通り事が運んで私は満足している。 いい結果が得られたのは彼女が協力してくれたおかげだ。 エヴァ、心から感謝している。 ありがとう」



この人ほんっと、性格悪い!!


ばらした上にこういう時だけ態度コロッと返るなんて__!!



「エヴァ……どういう事?」



明らかにショックを受けた顔を向けられ、胸が痛んだ。