夢見のさだめ

ジェーコブさんは何が面白いのか、声は我慢しているけど、肩を小刻みに震わせながら笑ってる。



「ドミニク」



ランスロット王子の真剣な声に答える様に、ドミニク王子の顔が真剣な顔になった。


ジェーコブさんも笑いを止めた。


会場は凄く賑やかなのに、この場所だけ静まり返っていた。



「今日、どうしてエヴァを招待したの?」

「……私はまだ婚約者を決めるつもりはない。 エヴァには女避けとして来てもらった。 役には立たなかったが」



役に立たなくてすみませんでしたね。


目的はそれだけじゃないけど、もう一つのは言えないよね。



「今後はそういうのは控えてほしい」

「何故?」

「エヴァは僕の恋人だから。 エヴァをそんな事の為に使ったり、からかったり、手を出すのは止めてほしい」



“恋人”って言葉にされるとちょっと恥ずかしい。