夢見のさだめ

隅っこに一人ポツンと立っている私を見かねたんだろうな。


まぁ、ジーナの友達じゃなかったら、気にも止められなかったと思うけど。



「マッケンジーさんは騎士団としてではなく、お家の都合で出席されたんですか?」

「今回はね。 今回は王子たちのお相手を見つけるのを目的とされているから、私たちは飾りみたいなものだよ」



随分豪華な飾りだこと。


騎士団に所属してるマッケンジーさんも貴族だ。


両方の役目をこなすのって大変だろうな。



「ジーナの乗馬は上達してます?」

「あぁ。 ジーナは筋がいいよ」

「ジーナは昔から体を動かすのが好きなので、乗馬も直ぐに上手になるだろうなって思ってます」

「エヴァはやらないの?」

「私は運動が苦手なので、機会があればくらいにしか思ってません」

「そう、なら気が向いたらいつでも言って。 エヴァも一緒なら、ジーナは乗馬がより好きになるだろうから」



私がいなくても、マッケンジーさんがいるだけでジーナは楽しそうですけどね。