夢見のさだめ

その笑顔止めてほしい。



「今回の夜会の趣旨を知っているか?」

「お相手を見つけるための夜会って聞きましたけど……?」

「私はまだ相手を見つけるつもりはない」

「え!? やっぱり私を女避けに使うつもりですか!?」

「なんだ、分かってるじゃないか。 それなら話は早いな。 当日はしっかり働いてくれよ」



やだ!


絶対やだ!!


そんな周りのご令嬢たちを敵に回す役割、絶対無理!!



「他を当たっ__」

「君は断るのが趣味なのか? 女避けが出来る上、兄さんの反応を見て楽しめる。 良いこと尽くしじゃないか」



貴方はね!!


更に抗議をしようとしたら、ドミニク王子は笑顔で「当日は迎えを行かせるよ」と言って、颯爽と教室へ入って行ってしまった。


ドミニク王子は私を疲れさせる天才だと思う、と呆れながらも感心してしまった。