夢見のさだめ

「え? 私そんな事言ってました?」



すっとぼけると、ドミニク王子の手にグッと力が籠った。



「す、すみません!! 言いました!!」



首が楽になり、ホッと溜息をついた。


本当、予測できない事をしてくれる。



「ふふっ」



アイリス様の突然の笑い声に、私たちは面食らった。



「ごめんなさい。 今日は一段と楽しくって、笑いを堪えきれないの」



ドミニク王子、ランスロット王子と顔を見合わせ、私たちも笑ってしまった。


暫くの間ドミニク王子も場に加わった。


ドミニク王子は主にアイリス様とお話をされていたけど、その時の表情は今まで見た事がないくらい優しい顔をされていた。