夢見のさだめ

アイリス様の返事の後、静かに扉が開き、やっぱりドミニク王子が姿を現した。


さっきの話し聞かれてないよね?



「お楽しみのところ邪魔して悪いな」



あれ?


嫌味の一つも言われないって事は、さっきの話は聞かれてないのかも。



「いいえ、それよりどうなさったの?」

「今街で人気だという本を手に入れてね。 暇つぶしの足しにしてくれ」

「まぁ! ドミニクお兄様、ありがとう!」



アイリス様は本を受け取ると、胸に抱いて嬉しそうに笑った。


なんか微笑ましい光景。


アイリス様につられてのほほんとしていると、いきなり首根っこを掴まれた。



「私のどこがツンツンしているのか、今度是非事細かに伺いたいものだな」



やっぱり聞かれてた__!!